名経営者に学ぶ ビジネスチャンスのつかみ方

ソニーの創業者の一人 盛田昭夫に学ぶビジネスチャンスのつかみ方

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盛田昭夫に学ぶビジネスチャンスのつかみ方

盛田昭夫
ソニーの創業者の一人
1921~1999

アイデアの良い人は世の中にたくさんいるが、良いと思ったアイデアを実行する勇気のある人は少ない

盛田昭夫は、造り酒屋の長男として愛知県で生まれた。
昭和十九年(1944)に大阪帝国大学を卒業すると日本海軍に入隊し、横須賀の海軍航空技術廠で熱線追尾爆弾の開発に携わった。
のちにソニーの両輪となる井深大(いぶかまさる)とはそこで知り合っている。

終戦直後の昭和二十一年、盛田は井深とともにソニーの前身である東京通信工業を創業し、井深が専務、盛田は常務を務めた。
二人はそこでテープレコーダー、トランジスタラジオ(ともに日本初)、トランジスタテレビ、家庭用ビデオテープレコーダー(ともに世界初)などを開発し、製造、販売した。

ソニーが飛躍するきっかけは、トランジスタラジオをアメリカ市場に売り込むため、盛田が渡米したことだった。
「世界で最も小さく高性能」というキャッチフレーズで売り出されたトランジスタラジオはアメリカでも爆発的に売れ「SONY]というブランドイメージが急激に高まった。
この成功を受け、それまで商標名として使用していた「SONY」を昭和三十三年に社名とした。

盛田は昭和四十六年にソニーの社長に就任したが、それからもたびたび世界を歩き、営業マンとしてソニーを売り込み続けた。
そのため「世界のセールスマン(揶揄でなくいい意味で使われた)」や「財界の外務大臣」などと呼ばれ、欧米で最も評価される経営者の一人となった。

盛田の特筆すべき点は、エンジニアでありながら営業マンに徹し、ソニーを大企業に育て上げたところだろう。
彼は、技術部門を井深にすべてまかせ、資金繰りから販路の拡大までも一手に引き受けた。

だからといって、製品を見る目がなかったわけではない。
営業マンだからこそ、良いものと悪いもの、売れるものと売れないものを見極める目は厳しかった。
世界のセールスマンだからこそ、冒頭のような言葉を発することができたのだろう。
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