米国の大手デパート、J・Cペニーの創業者 ジェームス・ペニーの失敗から学ぶ成功学

名経営者の「失敗から学ぶ成功学」

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米国の大手デパート、J・Cペニーの創業者 ジェームス・ペニーの失敗から学ぶ成功学

ジェームス・ペニー
アメリカの大手デパート、J・Cペニーの創業者
1875~1971

私はあらゆるトラブルに感謝している。 ひとつのトラブルを克服したあと、より強くなり、これからやってくるものに、よりよく対処できるようになっていったからだ。

ジェームス・ペニーはアメリカのミズーリ州で生まれた。
地元の高校を卒業した後、ペニーは日用雑貨店に就職。
健康上の理由でコロラド州に転居したが、その他でも日用雑貨店で働き始めた。

ゴールデンルールという小さなチェーン店に就職したペニーは、2000ドルを投資して店の共同オーナーになり、新しく二つの店を開いた。
その後、オーナーから「ゴールデンルールを買わないか」と持ちかけられたペニーはその話を受け、ゴールデンルールのオーナーとなった。

ペニーは五年間に店を34店舗まで増やし、社名をJ・C・ペニーに変更した。
それに伴って店名もJ・C・ペニーとなり、全米への展開をはかった。
さらに、二十年足らずの間に全米各地に1400店舗を持ち、二億ドルの売り上げを記録するまでになった。

1920年代には150万ドル以上を稼ぎ出す百万長者となったペニーだが、1929年にアメリカを襲った大恐慌によって大打撃を受け、ほとんどの財産と店舗を失う。
残されたわずかな店舗で働く従業員の給料を支払うため、ペニーは自分に掛けられた生命保険を担保にして借金をしなければならなかった。

このとき、ペニーはお金だけではなく健康も失い、病院へ運び込まれた。
彼にとってこれ以上のトラブルはなかったはずだ。
そこでへこたれてもおかしくない状況だが、彼はそのトラブルをみごとに克服し、復活。
1951年までにJ・C・ペニーを全米すべての州に開店し、売上高10億ドルの巨大デパートに育て上げた。

トラブルにみまわれると「もうダメだ」と弱音を吐く人がいる。
トラブルに遭遇したことを呪う人もいる。
しかし、本当に克服出来ないトラブルなど滅多にないし、さらにそのトラブルに感謝できるくらいの余裕を持たなければ、上を目指すことはできない。
トラブルに遭遇したときは、ペニーの人生と冒頭の言葉を思い出していただきたい。

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